Skip to the content.

Kaigi(Takeoutじゃない)は、5年ぶり

ついこの間参加したような気もするけども、最後にKaigiに参加してから5年もたってしまっていた。
前回Kaigiに参加したときは、Rubyistというよりもphperだったので、今とは全く立場が違っていた。今はphpを書かなくなってもう大分たつし、フルタイムのRubyist Programmer として6年も経験を積んでしまって記憶の中のRubyKaigiと景色が大分違って見えた。

Kaigiの意義

技術研鑽だ、交流だと端的にまとめるのは楽だけれども、もうちょっと深掘りして書いてみる。

技術研鑽

普段自分が書いているコードや触れているプロダクトによってどうしても関わりを持つ分野が固定されてしまうところを、各セッションで横断的に情報を入れることが出来た。特に、普段はふわっとしか知らないRubyの基盤について考える時間を持てたことは大きい。

RubyKaigiはRubyそのものを作っていく人々とそれを使って広げる人(ライブラリ作る人を含め)両方が集まるので、全く話題に飽きないというか話題が尽きない。普段どのセッションが一番面白かったとか興味深かったとかはあまり挙げないようにしているけれど、Matzのキーノートは毎年一番wktkするセッションで間違いない。作っていく人も作る人も両面で興味深いRubyのこれからについて語ってくれるのを聞けるのはまたとない機会だと思っている。 今回は幻の?Ruby2の話から、Ruby4で出てくる機能についてやここ1~数年の見通しについて聞けたところで、「最新は最高」というモチベで上げてきたバージョン更新について盲目的に実行するのではなくて、計画的に優先順位を考えて取り組むことが出来るなと思えた。

SDGs・GXについてMatzもラストに上げていたが、これは単に環境保護のみならずビジネスとしても継続可能性があるなあと思った。品質を低下させずにコストが削減できる事に関してネガティブなイメージを持つことはそうそうないだろう。品質を低下させずに、というところが本当に難しいのだが(ほんとに実現出来たらすごい)。一方でこうしたロードマップに乗っていくために、将来に大きい工数を払うか継続的に少ない工数を払うのかを選択することができ、その為の判断材料として今回のKaigiで持ち帰れたものは大きいんじゃないかと思う。

IoTデバイスにPicoRuby(やmrubyの処理系)をあれこれという話も諸所で聞こえてきた。確かにこれまではMicroPythonやCがになってきた分野をRubyで実用的に書けるのならそれほど素晴らしいことはない。自分自身はIoTエンジニアでもなんでもなくて、趣味であれこれやっているだけなのだが、使える分野が増えると言うことはそれだけコミュニティが大きくなりRubyそのものの開発も前に進むことになってくる。人口が増えれば仕事も増えそれは巡って自分の利益になるということも言えるかもしれない。ところで、自分自身は最近はある種嫌々PythonとRubyとの脳を切り替えながらコーディングすることが多いが、機械学習の分野でもRubyが使えるとなればこれもなくなるので何らか貢献できないかRubyつかってみよ、ってところから初めて行きたい(ファーストチョイスにならないのでIssueに気付かない、開発進まないってのはRubyistとしてどうかなとも思ったのだった)。

交流

今回は、会社のメンバーとアレコレというのを半分、のこりは自分でアレコレという感じで人々と話をした。今回初対面で話す人も多かったけれど、全員がウェルカムマインドで話せているのは技術コミュニティとして健全だなあと感じた。今回個人で深く話を聞けたのは全員プロのエンジニアだったのでプロダクトの技術スタックどうしてるとか、意思決定どうしてるみたいな技術の話半分、開発者組織とプロダクトの話半分みたいな感じの話をした。

会社の面々とアレコレということで行くと、合同会社春秋さん、株式会社万葉さんのみなさんと2日目にお時間頂いて話すことが出来た。これに関しては、日頃の遣り取りをよりなめらかにするために大いに資すと振り返っても感じられる会でとてもよかった。お時間を頂けた参加者のみなさんと会場確保、企画をしてくれたみなさんには感謝しかない。これはジャストポエムでしかないけれども、仕事をするだけであればリモートでも何でも連絡さえ取れれば出来ると思うが、シナジーを強力に発揮していくためには実際に会って話すことも悪くない。バランスがとっても大事。

沖縄について

那覇は初めて来たけど、めちゃ良いところだった。地方都市はもれなくご飯がおいしい。あとなんとなく地元の人が優しい気がする(コンビニとか駅とかで思った)。来年の松山も楽しみだなあ。沖縄もまた来たい。

Kaigiで挨拶程度しか話せなかった人たちへ

良ければどこかでお話しましょう~~いつでもWelcomeです!